海猿・ブラックジャックによろしく等の著者 佐藤秀峰さん
2009年04月22日
海猿・ブラックジャックによろしく等の著者 佐藤秀峰さんの日記が面白い。
佐藤秀峰 on Web
サイトでは、プロフィールがマンガ。
その中でも、漫画製作日記での、ここ最近の暴露とチャレンジがグッド。
雑誌の発行部数の暴露。
売上の暴露。
出版社の実情の暴露。
その中でも。
今度、雑誌に掲載された1ヶ月後に。
WEBでもオンラインコミックとして、新作30円・旧作10円で読めるそうで。
著者自身が手がける新しい試みとして、ぜひ頑張ってほしいです。
ただ、スピリッツ毎週購入してるので。
オンラインの方は、協力できなさそうですが。。。
その中でも、
2009/04/21の日記で。
ある出版社のお偉いさんに、そのオンラインコミックの件をぶつけたそうなんです。
そのくだりを引用。
オンラインコミックの開始とともに、ホームページ内で自分の本を販売しようと思った所まで書きました。
さっそく、その考えをある出版社のお偉いさんにぶつけた僕ですが、返ってきた答えは非常に冷静な物でした。
まず最初に「単行本は出版社の商品であって、あなたの本ではありません。」ということを言われました。回答をまとめると、こんな感じになります。
- 漫画の単行本というのは出版社の商品であり、出版社の所有物である。
- 漫画家は、出版社の商品の製作に協力しているだけであって、出来上がった本は漫画家の所有物ではない。
- よって、漫画家が原価で商品を仕入れることはできない。
- また、出版社と直接、取引はできない。
- ただ、著者関係者ということで、社員価格の定価の80%で特別にお譲りすることはできる。
- それ以下の値段で仕入れたいのであれば、電子書店を構えていただき、正式に取り次ぎを通して取引していただくしかない。
- 書店として、取り次ぎと取り引きをしたいのなら、最低でも月額200万円(6000冊相当)以上の本を仕入れてもらわなければ、相手にしてもらえないだろう。
- ただし、大手の取り次ぎは、月額200万程度の取引では受け付けてくれないので、中小の取り次ぎならご紹介できるが、中小業者は希望した本を、希望通りに配本する能力がない。
- つまり、仮にあなたが、自分の著作の単行本のみを、毎月6000冊ずつ仕入れようとしても、60冊しか仕入れられないかもしれない。
加えて、「それでもやりたいとおっしゃるのなら、あなたの自由ですが、本屋さんがあなたの本を売ってくれなくなっても知りませんよ。」と言われました。
僕は「旧来のシステムがダメになりかけてるんだから、そんなことを言わずに新しいチャレンジできるようにご協力いただけませんか?」とお願いしましたが、丁寧に「漫画が無くなっても、会社がある限り、私達は給料をもらえるんですよね。」と言われました。
お話した場所は銀座で、その方は喫茶店を出ると「私はここで消えるよ。」と言うと、実際、夜の街に消えていきました。
ふむ。
やる気なし満々ですね。
また、「希望通りに配本する能力がない」。
これ、そもそも流通の基礎がなってないんじゃ!?
中小業者が悪い訳じゃなく、再販制度などなどの古い体質が悪すぎる気が。
子供の頃、本屋で漫画を注文して、何ヶ月待ちだったことがありましたが、問題過ぎると思います。
一番イラッとしたのが。
「漫画が無くなっても、会社がある限り、私達は給料をもらえるんですよね。」
会社が無くなると思わないんでしょうか!?
会社から不必要だと言われる可能性があると思わないんでしょうか!?
また、少子化で今後の日本のマーケットは縮小していくのが見えてて。
紙媒体もネットへの代替が進んでて、海外では大手新聞社の倒産などもあるのに。
危機感無さ過ぎ。お役所じゃないんだから。
ぜひぜひ、佐藤秀峰さんには。
業界を改善するためにも、頑張って成功して欲しいです。
また、それで、業界に明るい未来を開いて欲しいです。
どんな業界にもイノベーションは必須だと思うので。

